このページでは、SSD(ソリッドステートドライブ)の基礎知識を紹介します。
SSDはソリッドステートドライブの略称で、簡単に言えばフラッシュメモリーを大容量化したような物と考えて頂ければいいでしょう。ハードディスクと決定的に違うのは、ハードディスクと違って稼動部分(モーター)がないので、衝撃に強く・静音性に優れ、読み込み速度が速いというメリットがあります。
反面、大容量化が難しいという事もありコストパフォーマンスの面ではハードディスクよりも劣ります。
パソコン用のSSD(ソリッドステートドライブ)の種類としては大きく分けて、SLCタイプとMLCタイプに分けられます。
SLCタイプは書き込み速度と耐久性に優れている上に低消費電力化が可能になっているので、会社や企業のサーバーなど、耐久性が重要になる用途向けに主に用いられるケースが多く、価格もMLCタイプに比べて高くあまり一般向けではありません。
MLCタイプはSLCタイプに比べて書き込み速度や耐久性の面では劣っているものの、価格やコストはSLCよりも割安なので、個人で買うのであればどちらかと言えば、MLCタイプの方が一般的と言えます。
SSD(ソリッドステートドライブ)にもデメリットはあります。まず一番の大きな欠点は価格が高いという事で、750GB程度のHDD(ハードディスク)が1万円以内で買えるのに対して、SSDは256GBでも2万円〜3万円します。それに加えてHDDに比べて大容量化が難しいという欠点もあります。
SSDは読み出しが速いと言いましたが、それは容量の小さいファイルに関してだけで、動画や音楽などの大容量なデータの読み出しを頻繁に読み出すような編集作業には、あまり向きません。
また書き込み速度はそれほど速いとは言えず、耐久性もHDDと比べて、書き込みに対する耐久性が若干低いという欠点もあります。
その他にもSSD特有の現象として、プチフリーズ(パソコンが止まる)と呼ばれる、一時的にパソコンがフリーズする現象もあり、大量のデータの読み書きが頻発するような状況が続くと、こうした現象が発生しやすいようです。
とは言え、こうしたプチフリーズ(自作ユーザーの間ではプチフリと呼ばれています)現象は、最近のSSDでは、解消されつつあります。
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