このページでは管理人が厳選した手頃に買えるネットブック(ミニノートパソコン)を紹介及び比較していきたいと思います。
昨年(2008年)の1月に台湾のメーカーであるASUSTek(アスーステック)からネットブック(超低価格ミニノートパソコン)が日本でも(海外では2007年)発売されました。その後各メーカーから相次いでネットブック(超低価格ミニノートパソコン)が登場しました。
そしてこの頃からこういった超低価格ミニノートパソコンの事を俗にネットブックと呼ばれるようになりました。このネットブックという呼び名自体はネットブックにAtomCPUと呼ばれるCPUを提供している半導体メーカーインテルがネットブックと呼んだのが始まりです。
ネットブックの由来はその名の通りインターネットネットとメールをする事のみに特化しているためネットブック(アメリカではノートパソコンの事をノートブックと呼ぶ)と呼ぶようになったとされています。ただそれまでもネットとメールをできるノートパソコンは当然存在した訳で、なぜ今になって脚光を浴びるようになったのかと言えばそれはその価格設定にありました。
台湾のメーカーであるASUSTek(アスーステック)から発売されたミニノートパソコン(ネットブック)が大ヒットしたのには大きな理由がありました。それはそれまでのノートパソコンの価格設定の常識を覆す実売り価格6万円以下という価格にありました。
こんな低価格を実現できたのには大きな理由が3つあります。1つはASUSTek(アスーステック)がパソコンパーツなどを低価格で生産できた事にあります。実はASUSTek(アスーステック)は長年日本ではパソコンマニアの間でマザーボードやグラフィックガードなどの製造販売メーカーとして知られた存在でした。それは後にネットブックを発売する台湾のメーカーASER(エイサー)やMSI(エム・エス・アイ)にも言える事です。その上ネットブックはパーツ製造そのものが非常に安価に済む為、大幅にコスト削減して高品質・低価格なノートパソコンを製造する事に成功しました。
ネットブックが安い一番理由はインテルとMicrosoftにあると言っていいのではないでしょうか。というのもネットブックに搭載されているCPUはほぼ100%インテルのネットブック用のCPUであるAtomCPU(アトム)なのですが、このCPUの性能そのものはそれまでノートパソコンに搭載されていたCeleronCPU(セレロン)を元に作られている為Celeronよりも劣るものですが、Celeronを元に作られている事もあり非常に安価に製造できるというメリットがあります。この為各メーカーはCPUの価格を抑える事に成功したのです。
3つ目の理由は搭載OSがVistaの一世代前のWindowsXPが採用されているという点です。前述したようにAtomCPUの性能はCeleronよりも低いのでCPUに高い性能を要求するWindowsVistaは満足に動きませんそこでCPUにそれほど性能を要求しないWindowsXPが搭載されるようになりました。
WindowsXP自体も価格が非常に安くなりましたので(Microsoftやインテルもそれを望んだ節もある)搭載するOSの価格も各メーカーは抑える事に成功したのです。言うならばネットブックという市場はMicrosoftとインテルが作ったといっても言い過ぎではないでしょう。
もちろん昨今の半導体不況や経済不況でメモリーやハードディスク・液晶ディスプレイなどのノートパソコンの主要パーツが安くなってきているのもネットブックが安く販売できる理由の1つと言っていいでしょう。
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